ベジタリアン　ビーガン食の落とし穴。

ベジタリアンよりも菜食主義であるビーガンが日本人でも３千人以上はいると言われています。

「自身の目的のために動物を利用する権利はない」とする主義。

ベジタリアンの食事は健康的であると多くの研究で示されています。

植物ベースの食事は、果物、野菜、全粒穀物、豆類、ナッツ、種子などの栄養豊富な食品を

中心に構成されており、これらはビタミン、ミネラル、食物繊維、抗酸化物質を豊富に含んでいます。

これらの成分は、心臓病、高血圧、2型糖尿病、特定の種類のがんなどの慢性疾患のリスクを低下させることが知られています。

ただし、ベジタリアン食を健康的に維持するためには、バランスの取れた食事計画が必要です。

特に亜鉛などの微量栄養素が不足しがちなので、これらを意識的に補うことが重要です。

亜鉛は体内で２～４ｇあり血液や毛髪、爪に存在しています。

子供の成長にも亜鉛やタンパク質が必要ですが、

亜鉛は小腸で吸収効率はあまりよくなく１０～３０％が分泌液中にも多く含まれ下痢でも喪失しやすい特徴があります。

ベジタリアン食に含まれる大豆にも亜鉛は含まれますが、フィチン酸という亜鉛の吸収を低下させるものが含まれています。

よって不足しがちな栄養素（ビタミンB１２、亜鉛等）を意識して適切な計画と知識を持っていれば、

ベジタリアンの食事は非常に健康的で持続可能な選択肢となり得ます。

皆さんも一度、ヴィーガン食にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。